このたび、我が国初のヤマセミの生態観察写真集が小中学生時代を熊本県八代市で過ごした野鳥写真家と日本野鳥の会熊本県支部のメンバーなど地元の野鳥観察・写真家のグループにより自費出版されます。

　表紙を入れた総ページ数は１４８頁に及び、２００８年から今年２０１３年の５年間に行われたヤマセミ生態観察・撮影の３万８千枚以上のデータ画像から２００点以上を掲載。わが国でも例を見ない学術的写真記録書に成りました。

　ヤマセミという野鳥観察者や撮影者にとって非常に人気の高い野鳥は、普通は山奥に棲み、なかなか出遭えない為、観察が非常に難しい野鳥となっています。人吉市を中心とした人吉・球磨エリアで並行してヤマセミ５家族の生態を観察し続けた記録画像で構成される本書は、単に綺麗な野鳥写真集とは異なり、生態の中での採餌、縄張り争い、繁殖活動、子育て活動など幅広い生活・行動を事細かに分析報告したものです。

　真剣な生態観察の中に心を打たれる意外な行動や、思わず笑ってしまうユニークな行動など自然の奥深さを感じさせるシーンが満載の写真報告書になっています。

　本書は、日頃からヤマセミを中心に野鳥観察・保護・撮影を行っている方々中心に無償配布し、最近個体数が減っているヤマセミという野鳥により興味を持っていただき、繁殖環境保護に少しでも役立つ事を願うものです。更にはなかなか遭えないヤマセミの研究者の方々へ情報公開・共有を狙い掲載した画像他を条件付きで無償でデータ提供するものです。

　各マスコミ・メディアの皆様に置かれましても、ぜひこの生態観察写真集の発刊の情報を熊本県内外のヤマセミ・野鳥研究者、観察者、写真家の方々を中心に一般の方々にも、県が誇る清流川辺川と球磨川の貴重な自然をご紹介下さいますようお願い申し上げます。各社１０部程度の読者プレゼントを可能にする用意もございますのでお申し付けください。数に限りがございますので、ご決定順とさせて頂きます事をお許しください。

新庄俊郎

「山翡翠（やませみ）生態観察写真集」の概要
①　Ｂ５サイズ横・１４８ページ・フルカラー
②　印刷総数：７５０冊　２０１３年５月発行
③　制作方法：自費出版・無償配布
④　発行者　：新庄俊郎（東京在住・八代市太田郷小学校卆・野鳥写真家・早稲田大学客員研究員　）
⑤　編集・撮影・執筆者　（　　　　　　　　　同上　　　　　　　　　　　　 ）
⑥　共同制作者：古江之人（人吉在住・日本野鳥の会熊本県支部）
　　　　　　　　 辻　正彦（人吉在住・辻循環器科・内科院長）
　　　　　　　　矢田　和也（葦北郡芦北町在住・製造企業勤務）
　　　　　　　　川崎俊一（人吉市在住・電気工事店経営）
　　　　　　　　清海　宏（熊本市在住・日本野鳥の会熊本県支部）以上写真提供

　　　　　　　　山田龍雄（熊本市在住・日本野鳥の会熊本県支部）広報ＰＲ
　　　　　　　　島津富雄（人吉市在住・球磨川漁師）　　　　　　魚類判別・野鳥情報提供
⑦　監修・助言　髙野茂樹（熊本市在住・日本野鳥の会熊本県支部長）　　　　総合アドバイス