下から見てもヤマセミの肉体は非常に素晴らしい
この画像は、たまたま繁殖期に入ろうという頃、上空を旋回しながらメスを追い掛け回している時に撮影したもの。真下に撮影者が居ようがいまいがお構いなしに、本能に従ってメスを追いかけている。空抜きの撮影は非常に難しいが、何とか真下からの画像を捕えることができた。裏から透けた羽根を見てみると如何に一本一本がしっかりとした羽根であるかよく判る。透けていない部分は筋肉であろう、水中でも泳げるほどの主翼の強さの秘密がこの辺りに有るのかもしれない。同時に飛行中空気抵抗に成らないように両足はほぼ完全に胴体に格納されるように出来ているようだ。まるで戦闘機の脚の様で横からの撮影画像には決して足が写らない理由がこれでよく判る。見ての通り胸の褐色模様が非常にはっきりと出ているオスの個体だが、ここ3~4年の記録では一番ハッキリと出ているカラーリングだ。