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正面から見ると頭は小さい-2

 こうやって羽根を横に目一杯飛んでいる時のヤマセミの頭は更に小さい。樹木や架線に留まっている時と同じ鳥だとはまるで思えない。あの大きな冠羽が無くなって小さく思えるから不思議。
これは主翼が意外に長いから相対的にそう感ずるのだろう。シギやチドリの類も主翼を広げると恐ろしく長いのが居る。タシギなどは普段はだるまの様な風体なのに飛翔する姿は非常にスマートだ。ヤマセミもこの類なのだろう。横向きで餌を咥えて飛び去る画像と、偶然正面から撮った画像を見比べて同じ野鳥だとはとても思えない。ある種の錯覚を起こさせるような姿をしているのだろうか?