交尾行動の始まりはつがいの2 羽の距離やしぐさを見ているとだんだん判るようになって来た。この年の交尾行動はヤマセミの交尾確認としては自分自身6 回目の観察に当たるが、なんとなく直前に予感のようなものを感じた。 一つは2 羽の距離、普段つがいで並んで留まっている時より近いこと、次にお互いを見つめる時間が長いこと、そうしてメスが交尾を受ける態勢に入るように冠羽がたたまれ若干お尻を上げるような体制になって固まるとオスが行動に入るようだ。6 回の撮影で起承転結を撮影できているのは2 回だけ。あと4 回は始まってから慌てて撮影に入った。