ヤマセミにも間違いはある
ヤマセミの面白い生態を新進気鋭の矢田和也氏が撮影してくれた。ヤマセミの採餌をダイブするポイントのすぐ裏に隠れて待ちうけ、ダイブした瞬間とその後の丸呑み、水浴びの一連を撮影しようとするもので、幾度かの試行錯誤の後彼が完成させた撮影法だ。もちろん地道にヤマセミの動きを研究しないとこのような絵は撮れない。このヤマセミはいつものダイブをして餌を獲ってきたが、どうも感じがいつものと違う事に気が付いて一旦岩の上に餌物を置いた。通常は一旦岩の上に置いた餌物には目もくれないが、この時は余程気になったのだろう。再度咥え直してやはり「何だこれは?ペッ!」と吐き出したのが上の大きな画像。最終的には悔しがりながら変な口味の悪さを岩で擦り取っている・・・・。これが非常に珍しい「間違って金属キャップを獲ってきてしまったヤマセミ失敗の巻」の一部始終だ。