放置釣り竿からのダイブ
晩秋に入ろうかという球磨川本流の中洲に、数日前から1本竹の「のべ竿」が放置されていた。中洲での鮎ガックリ掛けの放置竿と思われる。毎朝決まった時間にこの右岸・左岸をウォーキングされている辻医院の辻 正彦氏や堤防沿いにお住いの古江さんの観察でもカワセミやヤマセミが留まっている事が有るという情報が入っていた。この一連の画像はまさにその置き竿をからダイブして採餌する様を紹介するもの。ヤマセミの体重でしなっていた釣り竿の穂先がダイブする事によってテンションを戻し、再度ヤマセミの体重でしなるのが面白い。風が強ければ出来ない芸当だろう。ほかにも堤防や水銀灯のてっぺんからなど飛び込むベースは有るだろうに、やはり中州に近い餌魚のたまる場所、通り道に近い場所が彼らのベストポイントなのだろう。そういう場所を開拓する彼らの環境への順応・対応の速さには脱帽だ。ちなみにこのダイブでも見事に大型の餌を獲って満足げであったことをご報告しておく。沈みゆく夕陽をあびていつになく凛々しく見えた。