ヤマセミの餌物-その1
ヤマセミが一体何を獲り食しているかは撮影された画像を見れば一目瞭然。この球磨川水系にヤマセミが多い理由としてこれら餌になる魚類の種類が豊富でその数も多く、魚体が大きな事が挙げられよう。特に画像を見ていて思うのは、鮎の大きい事、オイカワの♂の魚体の大きい事。特に下段の左2枚は獲ってしまってど~する?と思いたくなるような大きさだ。一番左は辻正彦氏の撮影、口に咥えて巣に持ち帰ったそうだ。左から2枚目の大物は2011年4月の撮影だが、その場で約15分掛かってのみ込んだ。骨を砕くために岩に何度も打ち付けていたのが印象的だった。下段右端も決して小さくはない鮎の様だが、この架線上で呑み込んでしまった。撮影は2011年11月なのでアユ自体も大きい。球磨川はアユ釣りを12月末まで解禁している。数が多ければこそ特異なエリアなのだろう。上段の左端は一度に2匹のオイカワを咥えて戻った豪のモノだが、実はこれには伏線がある。実はこの個体、この30分前にゲットした獲物をトビに追いかけられて横取りされたのだ、その様子は別頁に詳しくレポートしてある。意気消沈したと思ったこのヤマセミ、こうして30分後ホバリングからダイブで2匹同時の成果を上げた。余りの感動的な生態に涙が出た。ピンボケも甚だしいが名誉の証拠画像だ。