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ヤマセミの餌物-その2

 このペ-ジで面白いのは、上段左端の小鮎を突き刺してしまい上空へ上がりながら咥え直そうとする姿。実はこの後せっかくの餌を獲り落してしまい、ホバリングして落ちた先を確認して再ダイブしてゲットしている。この様子は2011年出版のヤマセミ写真集でも説明している。下段で注目は左の2カット、真夏の球磨川本流と川辺川でナマズを採餌している。最初は気に成らなかったがどうも餌の形体が妙で調べる気になった。川漁師の島津富男氏、長年球磨川流域の野鳥観察をされている古江之人氏に確認したところナマズらしいと驚いて報告があった。下段右から2枚目は毒魚ギギ、あるいはカジカ、ドンコではないだろうかとの事。そうでなければコイ科のカマツカという魚の様で現在調査中。ただし40カットに及ぶこの餌物はもてあそんだ挙句のみ込むのを放棄したような様子が見て取れる。