● トビに追われて-最終章
こうして残念ながら餌を奪われて、正真正銘の「トンビに餌をさらわれた」ヤマセミだったが、生態観察はこれで終わった訳ではなかった。意気揚々と餌をかっさらっていくトビは撮影者に誇るように目の前を過ぎて行った。しかし、これからがヤマセミ本来の根性を示した第2幕なのだ。最近のデジカメはデジタル画像に撮影の日時がデータとして残るので後で編集するのに非常に役立つ。と同時に証拠として残る事になる。この一連のチェイスの後、このヤマセミが再度ホバリングからダイブして見事な採餌を行ったが、何と一度に二匹咥えて戻ってきたではないか!バッチリと撮影しておいた。野生動物の生態観察・撮影をしていてこれほどショックを覚えたことはない、次のページをとくとご覧あれ。