● 繁殖行動-1
ヤマセミの繁殖行動は2012 年春球磨川流域で3 家族、川辺川流域で2 家族を観察できた。一番早い交尾の撮影が2 月27 日、もちろんその前にもあったかもしれないが 実際目の当たりにできたのがその日。最後が5 月6 日。この時間の幅はそれぞれのカップルの状況、あるいは何らかの外因でやり直しを余儀なくされたと思われる。個体差も有るのだろう。此処からしばらくは3 月中旬の川辺川のカップルの状況を掲載する。まずはメスの横にいた若いオスが飛んで行ってしまうところから始まる。このオスが今着地するところではなく飛び立つ所である理由はその足のウラの向き。ヤマセミは着地する場合は着地の随分前から両足を前に突き出して足の裏を着地面に全部見せてランディングする。脚力があまり強くないからそうなるのだろう。