● 絶壁の巣穴掘り-1
この崖は球磨川本流に沿って無数にある切り立った崖の一つ。北に面しているためほぼ終日太陽の光が当たらない。謂わばNORTHFACE そのものだ。2012 年5 月3 日偶然にも250m 程離れた対岸からヤマセミのつがいを発見し、同じ所を行ったり来たりしているので、一体何をしているのか本流を挟んで広い河原を90m まで接近したところ、巣穴を掘っている事に気が付いた。まさに偶然、その日から掘り始めたに違いなく、ほぼ奥行30cm ほどしか無いうえに普通のシラスの崖より硬い湿った泥の壁の様だった。巣穴掘りはメスの方が積極的に見えた。