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●子育て活動-10 空中餌渡しの曲芸

 2012 年初夏、球磨川本流の子育て中、妙な動きをするメス同士の2 羽を連写し始めた瞬間、空中で餌を口移しするのがファインダー越しに見えた。一体何なんだこれは? と思いつつ連写を続けたが結局の所どう見てもメスの成鳥同士の空中餌渡しとしか考えられない。理由は二羽のメスとも脇に幼鳥のような褐色部分が無い事、さらに幼鳥は大地に足をつけての口移しすら下手くそで左ページの様に何度も餌を取落す場面を観察しているので空中キャッチなど出来る訳ないとの判断。ひょっとすると2組のつがいが協力し合いながら子育てをしているのか今年はまだ相手がいない昨年の子供が親を手伝っているのか?画像は前を行くメスから後ろから追いかけるメスへの空中放り投げ・キャッチの場面。左が前を行くメスが放った餌を後ろのメスが口を開けてキャッチした瞬間。 右がキャッチした餌をしっかり咥えている場面。何故こんなことをするのか良く判らない。親から子へ、あるいは先に生まれた幼鳥からあとに生まれた幼鳥への給餌はすべて樹上や岩上で行われている場面の画像がい
くらでも撮れているが、空中口移しはこのシーンのみ。野生の生態は全く予想もしないシーンを見せてくれるから面白い。